BOOKFIELD's Knowledge Base
【簡単丸わかり】ローカルPCにWordPressをインストールし他のPCと共有する
社内でのニュースやマニュアルをイントラネットのサイトで共有したいことがあると思いますが、近年ではPCだけでなくスマホやタブレットからも参照したいというニーズが高まっています。しかし、PC向けとスマホ・タブレット向けにそれぞれ専用のページを作るのは手間ですし、メンテナンスも大変です。
そんな時にはMAMPとWordPressを使い、一つのコンテンツを作るだけで、PC・スマホ・タブレットなど異なるデバイスでも違和感なくコンテンツを参照できる(レスポンシブな)サイトを立ち上げてみてはいかがでしょう。
目次
MAMPインストール
まずはMAMPをインストールします。MAMPは公式サイトからダウンロードして下さい。MAC版とWindows版がありますので、環境に応じて選んで下さい。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/MAMP.png)
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、指示に従いインストールを行います。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/MAMPインストール.png)
MAMPを起動します。MACの場合、アプリケーションフォルダ「MAMP」フォルダの「MAMP.app」をダブルクリックします。有料版の「MAMP Pro.app」ではないので注意して下さい。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/MAMP起動.png)
「Preference」をクリックし、設定画面を開きます。Windowsの場合には「MAMP」メニューの中に「Preference」があります。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/Preference.png)
ポートタブを開き、「Set Web & MySQL port to : 80 & 3306」の「80 & 3306」のところをクリックします。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/Set-Port.png)
Apache Port ・ Nginx Port ・MySQL Port にそれぞれ「80, 80, 3306」がセットされたら「OK」をクリックします。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/Set-Port-2.png)
データベース作成
初期画面に戻り「Start」ボタンをクリックすると、MAMPサーバーが起動します。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/MAMP-Statr.png)
「WebStart」クリックできる状態になったらボタンをクリックします。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/Web-Start.png)
ブラウザが起動したら「Tool」タブから「phpMyAdmin」を選択します。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/phpMyAdmin.png)
続いて「Database」タグをクリックします。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/database-tug-1024x831-1.png)
データベース名を入力し「Create」ボタンをクリックします。この時、「utf8_general_ci」であることを確認します。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/database-create.png)
データベースが作成されたことを確認します。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/database-check.png)
WordPressインストール
MAMPを起動したら、WordPressをインストールします。WerdPress.orgのサイトから最新版のWordPressをダウンロードします。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/wp_download-709x1024.png)
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、展開したファイルを「htdocs」内に作成したフォルダ(ここでは「test01」)へ移動します。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/move_files.png)
MAMPが起動している状態でブラウザを開き、アドレスバーに「localhost/(htdocsに作成したフォルダ名)」と入力します。WordPressのインストール画面が現れるので「さあ、始めましょう!」をクリックします。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/wp_start-1.png)
データベースへの接続画面が表示されるので、MAMPのユーザー名とパスワード(デフォルトは “root/root”)を入力します。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/wp_db接続-1.png)
データベースへの接続が成功すると、以下の画面が表示されるので、「インストール実行」をクリックします。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/wp_db接続2-1.png)
続いてWordPressへのログイン画面が現れるので、サイトタイトル、ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力し「WordPressをインストール」をクリックします。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/wp_login-2.png)
インストールが成功すると次の画面が現れるので、「ログイン」をクリックします。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/wp_login2-1.png)
WordPressのインストールが完了するとダッシュボードが表示されます。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/wp_install_finish-1.png)
管理画面への再ログイン
管理画面に再ログインするには、まずブラウザで「localhost/(db名:test01等)」を開きます。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/wp_再ログイン.png)
続いて「localhost/(db名)/ wp-login.php」を開くとログイン画面が表示されます。
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/wp_再lログイン2.png)
他のPCからアクセスできるよう設定する
一旦MAMPサーバーを停止し「MAMP/conf/appache/httpd.conf 」に以下の記述を追加します(IPアドレス:192.168.0.10、ポート:8888とした場合)。- Lang Select -HTMLCSSSCSSJavaScriptTypeScriptPHPRubyPythonSwiftCC#C++Objective-CSQLJSONBashGit
MAMPサーバーを再度起動し、他のPCからアクセスできることを確認します。 他のPCでブラウザを開き「 http://192.168.0.10:8888/MAMP 」にアクセスできることを確認して下さい。
次にローカルPC内に構築したWordPress「http://192.168.0.10:8888/wp」にアクセスしてみて下さい。WordPressの画面は正しく表示されますでしょうか?
正しく表示されずに形崩れを起こしている場合、以下のように一般設定でURLを変更することにより、形崩れが発生しなくなります。
- 「http://localhost/wp/wp-admin/」で管理画面を開く
- 「設定(一般)」の「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス」共に「http://192.168.0.10:8888/wp」と記述
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/ipアドレス設定.png)
ここでアドレスの記述を変更した後、「http://localhost/wp/wp-admin/」では管理画面にアクセスできなくなりますので注意が必要です。管理画面にアクセスするには変更後のアドレス「http://192.168.0.10:8888/wp/wp-admin」でアクセスして下さい。
ファイアウォールの設定(Windowsのみ)
Windowsの場合にはこれに加え、ファイアウォールの設定を行う必要があります。設定手順は以下の通りになります。
STEP1:スタートメニューから「Windows管理ツール」「セキュリティが強化されたWindows Defender ファイアウォール」を選択
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/firewall01.png)
STEP2:「受信の規則」を選択し「新しい規則」をクリック
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/firewall02.png)
STEP3:「ポート」を選択
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/firewall03.png)
STEP4:ポート番号を入力
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/firewall04.png)
STEP5:「接続を許可する」をチェック
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/firewall05.png)
STEP6:適用(デフォルトのまま次へ)
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/firewall06.png)
STEP7:名前と説明(省略可)の入力
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/firewall07.png)
STEP8:確認
![](https://bookfield.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/firewall08.png)
手順は以上になります。
スマホやタブレットでアクセスする時には同一ネットワーク内でのWiFi接続となりますので、お忘れなく。