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【AI関連情報】中小企業でも手の届きそうな予測分析ソフト|SONY PredictionOne vs. MatrixFlow

大企業を中心にAIの活用が進み始めていますが、中小企業では高価なシステムを導入することは難しいのが実情です。オープンソースのライブラリを用いて自社で仕組みを構築することも一つの手段ですが、そうした仕組みを構築できる人材を確保することは難しいのではないでしょうか。

この記事では、中小企業でも手の届きそうな二つの予測分析ソフト「SONY Prediction One」と「Matrix Flow」を紹介致します。これらのソフトはAI技術の代表的な一つである「推論(予測)」を行うものです。過去のデータを利用して未来の数字を予測するもので、マーケティング、設備保全、販売予測など様々なシーンでの利用が期待できます。

料金プランと動作環境の比較

Prediction One

2020年8月にソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社がライセンス販売を開始したもの。Windows PCにインストールして使うタイプのもので、30日間の無料トライアルもできます。

プラン料金(税抜)ライセンス単位
スタンダード(GUI操作)¥ 198,000 / 年クライアント端末
コマンドライン(CUI操作)¥ 980,000 / 年クライアント端末

※30日間の無料トライアルが可能

[ 動作環境:インストール型 ]
OS:Windows 8.1(64bit) / Windows 10(64bit)
CPU:3.0GHz以上、メモリ:8GB以上

Matrix Flow

2020年2月に株式会社MatrixFlowがライセンス販売を開始したもの。クラウド型のサービスで、無料で使い続けられるプランもあります。

プラン料金(税抜)ライセンス単位
フリープラン無料アカウント単位
ライトプラン¥ 2,980 / 月アカウント単位
ベーシックプラン要問合せ要問合せ

残念なことに、2021年9月30日をもってライトプランのサービス提供を終了するとのことです(MatrixFlowを推す理由がここだったのに・・)。

[ 動作環境:クラウド型 ]
対応ブラウザ:Google Chrome, Firefox

機能と特長の比較

Prediction One

[ 機能 ]
基本機能:二値分類、多値分類、数値予測(回帰)
機械学習:学習・評価、予測
対応データ:表形式データ(数値、文字列、テキスト、日付)

[ 特長 ]
・予測に使うモデルの選択やデータの前処理などは全て自動
・PCへのインストール型なのでセキュリティ面での安心感がある
・GUI操作とCUI操作(システムへの組込が可能)のプランを提供
・チュートリアル用のデータが豊富

Matrix Flow

[ 機能 ]
基本機能:分類(数値・画像・自然言語)、回帰
管理機能:前処理、レシピ管理、学習、推論(予測)
対応データ:数値・日付・テキスト・自然言語・画像

[ 特長 ]
・サンプルレシピを元にオリジナルのレシピを作成できる
・AutoFlowを用いることでモデル選択の自動化も可能
・クラウド型なのでブラウザだけで操作ができる
・ベーシックプランではAPIでの推論も可能

まとめ

個人的な感想で恐縮ですが、簡単に長所と短所をまとめてみました。似たようなソフトでありながら、ある意味対極的にある製品と言えます。

< Prediction One > 

[ 長所 ]
・PCアプリなのでセキュリティ面での安心感がある
・データ容量が気にならず、アップロード作業も不要
・システムへの組み込みが可能(コマンドラインプラン) 
・チュートリアル(データ)が豊富 
・SONY Neural Network Librariesを利用

[ 短所 ]
・モデルの設定変更ができない
・ライセンスがPC単位
・ライセンス価格がMatrix Flowより高め(19.8万円/年)

< Matrix Flow >

[ 長所 ]
・オリジナルのモデルが作成可能(DeepLearningのモデルを含む) 
・ライセンス価格が手頃なので小規模事業者でも手が届く 

[ 短所 ]
・クラウド型なのでセキュリティ面に不安を感じるユーザーもいそう
・データ容量制限やアップロード作業の手間が心配

ある程度AI技術や機械学習の仕組みなどの勉強を行っていて、ビジネスに活用したいと思っていながらもコードを書くのはハードルが高いと感じている方は、ぜひお試し下さい。

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